山 行

2001年  新穂高〜双六岳〜三俣蓮華岳〜黒部五郎岳〜太郎平


8月16日
わさび平〜鏡平
8月17日
鏡平〜双六小屋
8月17日
双六〜三俣蓮華
8月18日
黒部五郎岳
8月19日
太郎平


☆ 2001年8月16日 (晴)   新穂高〜わさび平〜鏡平小屋
小 池 新 道 鏡 平
槍ケ岳 トリカブト シモツケ クルマユリ ハルリンドウ 山の池
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山の感想
このコースは2回目である。前回は逆に太郎平から笠ヶ岳まで縦走。昔はダイヤモンドコースと呼ばれ展望の良いコースではあったが、ほとんどの人は有名な雲ノ平に回るコースを選ぶため人も少なく静かな山行きができたコースであった。しかし、今回は人も多く、様相は一変していた。しかし、山から眺める景色は変わることなく、天気も良く、最高の山行きができました。

[鏡平]
鏡平は槍ヶ岳や穂高の展望が良く一度は行ってみたい所であった。新穂高から三俣蓮華までは過去何度も通った道であるが、今まではシシウドガ原から大ノマ乗越の稜線に直接出ていたため、鏡平に立ち寄ることはなかった。今はその道は地図からも消え、コースも柵がしてあり、立ち入れないようになっている。自然パトロールの人に出会ったので聞いてみたが、その人たちも行ったことがないとのことで全くの廃道になってしまったのであろうか。大ノマ乗越付近は黒百合のすばらしい群生があり、私が山で初めて黒百合を見たところでもるが、今はどうなっているのであろうか。かえって人が入らなくなって、荒らされることなく、安心して咲きほこっているかもしれない。

[黒部五郎岳]
黒部五郎は非常にいい山で、山の姿、そこからの眺望、カールの中の素晴らしいお花畑と何度でも訪れたい山である。しかし、この山への登山の形が昔と大きく変わっていることに驚かされた。昔は、黒部五郎の良さを知る人は少なく(今も、その良さを知って登る人は少なく、他の目的で登る人が多いのかもしれないが)、訪れる人は非常に少なかった。この山を目的としても、縦走中に通過する山であった。
しかし、今は黒部五郎を目的として岐阜側や富山側から往復する人が多くいるのには驚かされた。どうも深田久弥の百名山にあげられているため、その山に登ることのみを目的とした人達が増えたためであろう。一つの山の頂上を目指すのみでは、山の良さ、山登りの楽しみは半減してしまうのではないかと考えるが。

[笠ヶ岳]
笠ヶ岳は穂高側から見られることが多いと思うが、このコース上から見る姿が最も綺麗であると思う。笠ヶ岳の名前そのままの端麗な姿が見られるコースである。





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