山 行

1994年  室堂〜五色ヶ原〜越中沢岳〜薬師岳〜太郎兵衛平〜折立


7月27日(水)
室堂〜五色ヶ原
7月28日(木)
越中沢岳〜スゴ乗越
7月29日(金)
薬師岳〜太郎平
7月30日(土)
太郎平〜折立


☆ 1994年7月27日 (水)   室堂〜浄土山〜龍王岳〜ザラ峠〜五色ヶ原山荘
室堂平 ヨツバシオガマ 浄土山より立山・室堂 雷鳥の親子 コバイケイソウ
龍王岳より浄土山方面 ハクサントリカブト 龍王岳下り ザラ峠下りより五色山荘
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山の感想
夜行列車「リゾート立山号」で京都を深夜発、直通で富山地鉄 立山駅まで入る。ケーブル、バスを乗り継ぎ室堂到着。これから薬師までの縦走が始まる。
このコースは登山者も比較的少なく、各山小屋(太郎小屋を除いて)も混雑無く、ゆっくりと寝ることができた。

[1日目]
室堂 8:00 → 龍王岳 9:30〜9:40 → 獅子岳 11:30〜12:25 → ザラ峠 13:24〜14:00
→ 五色ヶ原山荘 14:40
室堂より浄土山経由で主稜線の龍王岳にでる。浄土山では雷鳥の親子が出迎えてくれた。龍王岳から鞍部に下り、鬼岳の山腹を巻き獅子岳へ。鬼岳東面では雪渓をトラバースする。獅子岳で腹ごしらえの昼食をとる。獅子岳からはザラ峠への急な下りである。ジグザグ道を浮石に注意しながら下降する。ザラ峠は昔、越中から信州に抜ける主要街道である。戦国武将 佐々成政の冬のザラ峠越えは有名である。
ザラ峠からひと登りで五色ヶ原である。ハイマツ帯の中を五色ヶ原山荘に到着。
途中、ヨツバシオガマ、コバイケイソウ、クルマユリ、イワツメクサなどの花を見かける。
五色ヶ原はお花畑がきれいと聞いていましたが、花は少なく期待はずれでした。

[2日目]
五色ヶ原 6:00 → 越中沢岳 9:00〜10:00 → スゴ乗越 12:20 → スゴ乗越小屋 14:00
今日は晴天、五色ヶ原山荘からは眼前に赤牛岳その向こうに槍ヶ岳、裏銀座の山々が遠望できる。今日はスゴ乗越小屋泊なのでゆっくりと景色を楽しみながらのハイキング。
鳶山を目指して出発。朝日に輝く五色ヶ原の池塘(三日月池)群がきれいである。
ダラダラとした登山道を登ると越中沢岳に到着する。山頂からの眺望はすばらしい。
眼前には明日登る薬師岳の大きな山容が迫る。目を左に向けると、笠ヶ岳の秀麗な姿、三俣蓮華岳、水晶岳、手前に赤牛岳の赤茶けた山容、その向こうには槍ヶ岳が遠望される、さらに野口五郎岳などの裏銀座の山々、後立山の山々も遠望される。後を振り返ると今日出立した五色ヶ原、さらに立山、剱岳が望まれる、大パノラマである。
大展望を楽しんだ後、スゴの頭、スゴ乗越へと下る。スゴ乗越を越え樹林帯を進むとスゴ乗越小屋に到着する。
スゴ乗越小屋は樹林帯の中にある山小屋らしい落ちついた雰囲気の山小屋である。
小屋からの夕焼けに染まるの赤牛岳、夕日は素晴らしい眺めです。
山小屋は空いていて静かな夜を過ごせました。

[3日目]
スゴ小屋 5:45: → 間山 6:45〜6:57 → 北薬師岳 8:45 → 薬師岳 9:50〜11:15 →
太郎平小屋 13:30
今日も快晴の朝、コースものんびりと薬師岳を越えるだけのハイキングである。
樹林帯を抜けると展望の良い稜線コースとなる。前に薬師岳、後に立山、剱岳、横は槍−穂高と裏銀座の山々の眺望を楽しみながらの稜線歩きである。
間山、北薬師岳と岩礫の道を通過すると薬師岳に到着する。薬師岳には祠があり薬師如来が祭られている。薬師岳は非常に大きな山である。周囲の眺望は素晴らしく、槍−穂高がさらによく眺められる。のんびりと、ゆっくり眺望を楽しんで、岩礫の道を太郎兵衛平に下る。太郎平小屋はやはり人が多く、混雑していた。

[4日目]
太郎平小屋 6:00 → 折立 8:40  バス 9:15 → 亀谷温泉 → 有峰口駅 → 富山
太郎平で花を眺めながら下山。折立でバス運転手に途中の亀谷温泉を紹介してもらい、途中下車して温泉でゆっくり汗を流す。
富山駅では観光案内所で安くて美味しい魚を食べさせてくれる所を紹介してもらい。美味しい魚や鮨をたらふく食べ満足でした。



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