山 行

上高地〜大滝山〜蝶ヶ岳〜常念岳〜一ノ俣谷〜上高地


蝶ヶ岳〜常念岳 一ノ俣谷、上高地


蝶ヶ岳から
御来光 明神・前穂方面 穂高方面 槍ヶ岳方面 乗鞍岳遠望
蝶ヶ岳から 常念岳縦走途中から
蝶槍、常念岳 雷 鳥 槍ヶ岳・槍沢 常念・大天井 穂高岳方面
常念岳縦走途中から 常念岳から
常念岳 槍ヶ岳方面 槍・穂方面 槍・裏銀方面 大天井方面
蝶ヶ岳からのパノラマ 常念岳からのパノラマ
乗鞍岳〜穂高連邦〜槍ヶ岳 穂高連邦〜槍ヶ岳〜大天井岳

画像をクリックすると大きくなります。
山の感想
蝶ヶ岳からは穂高連邦〜槍ヶ岳の岩峰が眼前に開け壮大なスケールである。
雲海の彼方からの日の出、穂高〜槍ヶ岳の峰々を赤く染めるモルゲンロートも最高の眺めである。
蝶ヶ岳から常念岳への縦走はこの雄大なパノラマを眺めながらの稜線散歩である。

[1日目]   
 京都より夜行で松本=上高地〜徳沢〜大滝山〜蝶ヶ岳ヒュッテ

京都より夜行で松本へ。松本電鉄、バスを乗り継いで上高地へ入る。
上高地からはいつもの梓川沿いの道を徳沢園へ、徳沢園で朝食を取った後、徳沢沿いに大滝山コースに入る。沢筋に着けられた道は緩やかな登りで、快適である。最後の水場を過ぎるとジグザグの急登となる。樹林帯の中を登ること約4時間で稜線上の大滝山荘にでる。大滝山荘は樹林帯の中にひっそりとたたずんだ静かなところである。この付近からやっと眺望が開ける。大滝山(2615m)往復後、稜線を蝶ヶ岳ヒュッテへ。
この年は天候が不安定で7月末でも天気が安定せず、この日も朝方は天気がよかったが、すぐに曇り空となり、昼前には一時夕立があり、雷鳴が轟いた。前線が通過したようで穂高の方には雷雲が発生しているようであった。(三日後の8月1日には歴史に残る、落雷事故が起こり、多数の死傷者が発生)。雨はすぐに止んだがその後はガスの中である。穂高連峰の展望なし。
今はこの徳沢筋から大滝山に登るルートは荒廃しているようで、地図から無くなってしまっている。今、徳沢から蝶ヶ岳に登るルートは長塀尾根ルートのみになっているようである。

[2日目]  
 蝶ヶ岳ヒュッテ〜蝶ヶ岳〜常念岳〜一ノ俣谷〜横尾

今日は快晴のいい天気で、ヒュッテ前で、御来光、穂高連峰のモルゲンロートを堪能する。槍ヶ岳〜穂高岳の稜線が眼前に迫り、素晴らしい迫力のあるパノラマである。ゆっくり雄大なパノラマを楽しんだ後、ヒュッテを出発。蝶ヶ岳(2664m)は平坦な山頂で、ケルンが林立している。蝶ヶ岳からは樹林帯の下り、登りを繰り返し、2512mピークへ。このピークを下るといよいよ常念岳への登りとなる。途中にはお花畑もあり、雷鳥にも出会す。常念岳(2857m)も穂高連峰〜槍ヶ岳〜大天井岳の展望が素晴らしい。最後の眺望を楽しんだ後、常念小屋に下り、ここから一ノ俣谷を横尾に下る。
一ノ俣谷はその昔は「魔の一ノ俣」と呼ばれていたほど険しい谷であったようであるが、この時は手入れもされ一般ルートであった。ただ、岩の崖に丸太を渡しただけの手すりのない桟道、2本の丸太を渡してあるのみで滝上を渡る場所、ルートファインディングが要求される沢筋の道など、今では考えられないような手つかずのルートである。途中の常念滝、一ノ俣滝など滝も多く面白いルートであった。
この一ノ俣谷のルートも今では廃道となっているようで、地図からは消えている。
100名山と言われる山の一つのため、常念岳に登る人は多いはずであるが、ほとんどが穂高町側からその山を目指して往復するだけの登山が多くなったためであろう。

[3日目]  
 横尾〜上高地=松本=京都

前日、横尾に泊まらず、その日の内に下山できたのであるが、一日ゆっくり上高地見物のため、横尾山荘に泊まる。
明神池、上高地、大正池で一日ゆっくり楽しんで、夜行で帰京。



inserted by FC2 system