晩秋の上高地

2008年  新穂高〜鏡平〜弓折岳〜笠ヶ岳〜新穂高


鏡平風景 笠ヶ岳風景 小池新道の花 縦走路の花 笠ヶ岳の花


☆ 2008年7月30日、7月31日    鏡平からの山風景
槍ヶ岳夕焼け 槍ヶ岳夕焼け 槍ヶ岳夕焼け 槍ヶ岳夕焼け 夕焼け雲
槍ヶ岳朝焼け 槍ヶ岳朝焼け 穂高岳朝焼け 槍ヶ岳朝焼け 笠ヶ岳朝焼け
鏡平 鏡平山荘 槍ヶ岳 槍ヶ岳方面 穂高岳方面

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山の感想
今年は梅雨明けは早かったのですが、なかなか天気が安定せず、西日本でも局地的な集中豪雨が度々発生し、なかなか山行きも決まりませんでした。天気予報でやっと信州地方も天気が安定しそうとのことで出発しました。初日の朝方は快晴の天気でよかったのですが、その後はガスの多い天気でした。
鏡平からの槍ヶ岳の夕焼け、朝焼けは何とか見ることができました。笠ヶ岳からは夕方はガスでダメで、朝方はガスの中にかろうじて槍穂連峰を眺めることができました。
今年は春先に大雪となり、気温も低かったため、雪解けが遅く、残雪が多かったので、高山植物は花の開花が遅れ、ちょうど咲き出したばかりで、新鮮できれいな花が多かったです。

【小池新道、鏡平】
笠ヶ岳の登山は笠新道から往復するのが一般的ですが、槍ヶ岳の朝焼け、夕焼けを撮したくて、鏡平経由で、鏡平に一泊しました。鏡平は一昨年の秋に登り、初冠雪の槍ヶ岳を撮すことができました、それ以来です。
蒲田川左俣谷を遡りますが、樹林帯を抜け、川原を上っていくと、途中から槍ヶ岳、が見えてきます。南、新穂高方面を振り返ると、穂高岳、焼岳が望まれます。秩父沢を過ぎると再度低木の樹林帯に入ります。この辺りから高山植物も見かけられるようになります。シシウドヶ原を過ぎるとサンカヨウ、キヌガサソウ、クルマユリ等夏の早い時期に咲く花が見られました。少し前に雪が溶けたようです。特にキヌガサソウの群落がきれいでした。クロユリの蕾も一輪見つけました。
鏡平に着いた時はガスで槍、穂は全く見られませんでした。5時からの夕食をすませたころからガスが上がりだしたので、カメラ、三脚を持って池の畔に陣取りました。時間と共に槍方面のガスが段々と上がってきて、美しい槍ヶ岳の夕焼けが望まれました。しばし、夕焼けのパノラマショウに見とれました。穂高方面は最後までガスが晴れませんでした。

【鏡平〜笠ヶ岳】
早朝4時半に起床し、朝焼けを撮すため、昨夕と同様に池の畔に陣取りました。槍ヶ岳の上は薄曇り状態でしたが、きれいな朝焼けを見ることができました。真っ赤な空に浮き上がった槍のシルエットがきれいでした。朝は槍の方向は完全な逆光状態で、日が上がるに連れて霞んでしまいました。
朝食後、遅めに小屋を出発。弓折岳の稜線まで色々な花が楽しませてくれました。特に、クロユリは期待通り沢山見つけることができました。
ここから笠ヶ岳までは眼前に槍穂連峰、北には黒部五郎、双六岳などの山々を眺めながら、足下にはきれいな高山植物を眺めながらの稜線散歩です。
途中、秩父沢の雪渓はまだ沢山の雪が残っており、張られたロープをつたっての登山でした。この稜線は通過する人も少なく静かな山旅を楽しみました。
昼頃からはガスがまき展望が無くなりました。そして、抜戸岳を過ぎるあたりから天気が悪くなり、雨がポツポツ降りだしましたがすぐにやみました。。笠ヶ岳は雲の中で全く見えません。
笠ヶ岳山荘に着いてから雨が降り出し、何とかセーフでした。夕方もガスが巻いて展望は悪く諦めかけていたのですが、穂高方面からガスが上がり顔を出してきました。しかし、槍はガスに隠れていましたが、一瞬槍の穂先が顔を出してくれました。しかし、すぐにガスの中に隠れてしまいました。残念ながらきれいな夕焼けは見ることができませんでした。

【笠ヶ岳〜笠新道を下山】

今朝も4時半に起床。今日も槍穂方面は天気悪く、谷からガスが舞い上がってくる。ちょうど、日の出の頃にガスが巻いてきれいな朝焼けは望めませんでした。その後、天気は回復し、朝食後、笠ヶ岳に登り360度の展望をしばし楽しみました。笠ヶ岳は二度目の山頂です。
笠ヶ岳から下山後、荷物を整え、下山です。稜線を昨日通った抜戸岳まで稜線を戻り、そこから笠新道を下山。途中、杓子平までは雪解けの跡に沢山の高山植物が咲き乱れて楽しませてくれました。笠新道はかなりの急坂で登るにはしんどそうな坂でした。


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