山 行

穂高岳春山


岳沢〜奥明神沢〜前穂高岳〜奥穂高岳〜涸沢〜上高地〜岳沢



上高地 岳沢登り途中 岳 沢
六百山 霞沢岳 霞沢岳 上高地−乗鞍岳 奥穂高
岳 沢
穂高連峰パノラマ 岳沢テント場 吊り尾根 上高地−霞沢岳
岳 沢
乗鞍岳遠望 前穂高岳 天狗ノコル 奥穂高岳 西穂高岳
奥明神沢途中 明神のコル 前穂高岳
西穂高岳 ジャンダルム ジャンダルム 明神岳 焼岳−乗鞍岳
前穂高岳 吊り尾根 岳沢 (翌日)
稜線 前穂高岳 常念岳方面 穂高連峰パノラマ

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山の感想
5月の連休に穂高岳に登りました。1日目は快晴の天気で暖かく、快適でした。岳沢にテントを張り天狗のコル方面に登る途中で表層雪崩が発生し、目の前までデブリが押し寄せてきました。そのため天狗のコル方面への登山は中止し、テントサイト近傍で雪遊びでした。
2日目の朝は天気も良く、早朝出発。奥明神沢を詰める。奥明神沢は雪崩の巣と言われる所で、雪が緩まないうちに登り切る。沢の上部はかなりの急勾配で滑落にも注意が必要で、ピッケルとアイゼンを効かせて慎重に登る。しかし、このルートは一直線に登るため夏道を登るよりは楽であった。前穂高岳に着く頃から天候が悪化の兆し。吊り尾根は雪庇に注意して進む。奥穂高岳に着く頃からものすごい吹雪となり前も見えない。気温も下がりまるで冬山の状況である。無事に奥穂高岳に登頂。その後前穂に帰って下山するのは危険と判断し、涸沢から下山する。上高地を経由して岳沢のテントに帰着したのは暗くなってであった。この日は14時間ぐらい行動したことになる。
雪山の登山訓練と眺望にも恵まれいい山登りであった。

[1日目]   
 岡崎より夜行で松本=新島々=上高地〜岳沢テントサイト

早朝、上高地着。天気は快晴で雪山が綺麗である。朝の腹ごしらえをして、登山開始。
雪の中を快適に岳沢まで登り、テントを張る。持ってきたイチゴを食べるため、洗う水を探しに下に向かう。途中に川があったとの記憶で下るが、水があったのは梓川であった。コースタイム往復4時間半の道を実に無駄な行動であった。
天気は快晴で、まぶしい雪景色である。昼食後、天狗のコルに向かうが、途中で表層雪崩が発生し、デブリが眼前まで押し寄せてくる。天狗のコル付近も冬場は雪崩がよく発生する地点である。登山は止めて岳沢付近で雪遊びをする。

[2日目]  
 テントサイト〜奥明神沢〜前穂高岳〜奥穂高岳〜涸沢〜上高地〜岳沢

朝は天気も良く、早朝に出発。奥明神沢は雪崩の巣と言われる所で、雪が緩まないうちに登り切ることを目的に、かなりのアルバイトを強いられる。上部は傾斜も急になり、足を滑らすと下まで滑落する危険もある。ピッケルとアイゼンを効かせて注意深く登る。春山なので、雪は比較的柔らかくなっているためよかったが、冬の氷の上ではかなりしんどい場所であろう。無事明神コルに到着、素晴らしい雪山の光景である。
ここから前穂高岳を通って、吊り尾根を奥穂高岳に向かう。雪庇を踏み外さないように注意が必要である。前穂を通過する付近から、天気が悪化の兆し。
奥穂に付く辺りから猛烈な吹雪となる。全く視界もなくなる。そこで、穂高小屋まで下り様子を見るが回復の兆しがないため、前穂経由で下山するのは危険と判断し、涸沢経由で下山する。涸沢間では穂高小屋から直接グリセードで下る。快適に、あっという間に涸沢に到着。夏場はザイテングラードを1時間以上かけて下るのに比べると全く楽である。
涸沢から、横尾、徳沢経由で上高地に下る。上高地に着いたのは夕方である。そこで夕食を取り、岳沢テントサイトに着いたのは、暗くなってからであった。この日の行動時間は14時間歩いたことになる。

[3日目]  
 岳沢〜上高地=松本=岡崎
今日は天気も回復してきていた。満足した気分で帰路につく。
上高地の唐松の新芽が燃えるような緑で、きれいであった。



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